2012年に再生可能エネルギー固定価格買取制度が始まって以来、太陽光で発電した電気の買取価格は年々下がっていますが、今もなお太陽光発電を導入することによって利益を出すことができます。

ここでは、その理由を詳しく解説していきます。

まず、再生可能エネルギー固定価格買取制度についておさらいしましょう。再生可能エネルギー固定価格買取制度は電力会社以外の個人や企業が太陽光や風力などで発電した電気を電力会社に一定期間、一定の価格で買取りしてもらえる制度です。

2012年の太陽光発電の買取価格は発電容量が10KW未満の場合は42円、10KW以上の場合は40円でしたが、現在では10KW未満の場合は29円、10KW以上の場合は24円まで下がっています。

一般家庭の屋根に付けられる太陽光発電設備の容量は10KW未満なので、1KWあたり13円も買取価格が下がっていることになります。

これだけみると今から太陽光発電を始めても利益が出ないような気がしてしまいますが、そんなことはありません。

その理由は太陽光発電設備の価格と工事費用が下がってきているからです。発電容量1KWあたりの設備の導入費用は2012年の時点ではおよそ46万円でしたが、現在では35万円程度まで下がっており、5KWの発電容量の設備を導入したとすると、2012年は230万円必要だったものが175万円で済むようになっています。

そして、太陽光で発電した電気を家で使い、余った分を電力会社にうる余剰電力買取制度を選べば20年間決まった価格で電力会社に発電した電気を売り続けることができるため、年間17万5000円分を超える太陽光で発電した電気を自家消費するか電力会社に売れば利益が出ることになります。

では、実際に何円分の電気を発電することができるのかというと、容量5KWの発電設備で全国各地の1年間当たりの発電量を計算すると、低く見積もっても最も日照時間の短い地域でおよそ17万6千円分、最も日照時間の長い地域でおよそ21万円分となります。

これらは発電量を低く見積もった数字ですが、それでも最も日照時間の短い地域でさえ1000円の利益が出ることが分かります。

大きな利益は期待できませんが、確かな利益を出すことができる太陽光発電設備の導入は現在でも魅力的な投資対象といえるでしょう。